きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2016年優駿牝馬

ようこそいらっしゃいませ。

2016年のオークス当日を迎えました。
昨年は忘れな草賞を経由して出走したミッキークイーンが優勝。1番人気のルージュバックを圧巻の末脚で抜き去り、主役交代を告げて二冠へとつなげる走りを魅せました。一昨年に優勝したのはヌーヴォレコルトでした。この年は怪女ハープスターが桜花賞優勝からオークスへ参戦。単勝1.3倍の圧倒的な支持を受ける中、チューリップ賞、桜花賞と2度ハープスターに敗れていたヌーヴォレコルトがクビ差ハープスターを抑えこんでの戴冠でした。
2013年に優勝したのはメイショウマンボでした。桜花賞では7番人気のアユサンが優勝。絶対的な主役不在の大激戦状態で迎えたオークスを制覇したのは、前走桜花賞10着だったメイショウマンボでした。そのメイショウマンボは秋には秋華賞も優勝。古馬牝馬も抜き去りエリザベス女王杯でも強さを魅せ、3つのG1タイトルを手にしました。

さて今年ですが昨年の2歳女王に桜花賞馬不在。3歳牝馬女王の舞台は新たなヒロインの誕生を待つ舞台となりました。
土曜時点でのオッズは、デビューから3連勝、桜花賞2着のシンハライトが2.6倍で1番人気、2番人気は前走フローラステークスをレースレコードで勝ったチェッキーノで3.6倍でこの2頭が支持を集め、以下フラワーカップ優勝から参戦のエンジェルフェイスが11.8倍で3番人気、そのフラワーカップで1番人気に支持されていたビッシュが13.7倍で4番人気、桜花賞3着のアットザシーサイドが14.1倍で5番人気、忘れな草賞を制してオークスへと駒を進めたロッテンマイヤーが15.3倍で6番人気、昨年東京マイルの舞台でメジャーエンブレムを破った実績のあるデンコウアンジュが16.5倍で7番人気と、オッズ10倍台の馬が並びました。

人気の面では上位2頭が抜けているとはいえ、各馬が初めて体験する2400mの舞台です。今年はどの馬が時代を魅了していくのでしょうか。ぜひ美しき舞いで、ぜひ牝馬クラシックの頂点へと立ってください。

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