きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

3歳も古馬も、そして女王をめぐる争いも

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日曜中山競馬場で行われた古馬マイル重賞のダービー卿チャレンジトロフィーが行われました。勝ったのは5歳牝馬のマジックタイムでした。道中中団で追走し、直線で先に抜け出したロゴタイプを馬場内側からクビ差捉えて差し切り優勝。初の重賞制覇となりました。マジックタイムは父ハーツクライ、母父ブライアンズタイムの血統です。3歳時にクイーンカップでクビ差2着し才能の片鱗をみせるも、その後、じっくりと調整期間を経て前走京都牝馬ステークスでクイーンズリングのクビ差2着となり今回の勝利へとつなげました。斤量53キロも有利に働いたとはいえ、中山の坂を上がり33秒8の最速タイムで駆け抜け、力をつけたことを示した結果となりました。
マイル重賞を制したことで5月のヴィクトリアマイルへ向けて楽しみが広がってきました。

そのヴィクトリアマイルですが、大阪杯で3着に入った昨年のジャパンカップ馬ショウナンパンドラが参戦を表明。昨年の優勝馬ストレイトガールも繁殖入りのプランから一転現役続行となり、牝馬二冠のミッキークイーン、2014年の女王で昨年香港カップ2着のヌーヴォレコルト、天才少女ルージュバック、東京新聞杯覇者スマートレイアーなど東京マイルの女王決定戦の舞台へ向けて調整が進められています。

今週来週と行われる3歳クラシックに古馬戦線だけでなく、女王を巡る争いもより一層激しさを増してきています。

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