きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ドバイ沸騰

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現地時間の26日、ドバイ・メイダン競馬場でドバイワールドカップが行われました。
今年はドゥラメンテを筆頭に、日本からはリアルスティール、ホッコータルマエ、ラストインパクト、ワンアンドオンリー、ベルカント、ラニ、ユウチェンジ、オンザロックス、ネオブラックダイヤの総勢10頭が遠征。世界の舞台での日本馬の活躍に注目が集まりました。

さてレースの方ですが、ドバイターフでリアルスティールが初のG1制覇、UAEダービーでラニが日本馬初のVと嬉しい結果だった反面、ドゥラメンテが馬場入場直後に右前脚の落鉄が判明するアクシデント。道中後方追走から直線外から追い上げ、先をゆく英国馬ポストポンドを追いかけるも捉えきれずに2着の結果で、半分借りが残ったようなドバイとなりました。ただポストポンドは昨年のキングジョージ覇者で目下3連勝中。ドゥラメンテと同じ世界レーティング1位の馬で、ドゥラメンテは素足の中、世界1位同士による頂上決戦に持ち込み実力をみせてくれました。アクシデントがなければ、またレースは違った内容となったことでしょう。この悔しさは次走、それから秋へのエネルギーとなるはずです。

出走各馬の結果は、ドバイゴールドカップに出走したネオブラックダイヤは8着、UAEダービーはラニが優勝、ユウチェンジが3着、オンザロックス5着、アルクオーツスプリントに出走したベルカントは12着、ドバイターフではリアルスティールが優勝、ドバイシーマクラシックはドゥラメンテが2着、ラストインパクト3着、ワンアンドオンリーが5着、ドバイワールドカップ出走のホッコータルマエは9着の結果でした。

日曜は中京競馬場で高松宮記念が行われます。昨年の覇者、香港馬エアロヴェロシティは疝痛で回避。日本馬による国内最強スプリンター決定戦となりました。オッズも上位6頭が単勝ひと桁台で並ぶ大激戦。どの馬が混戦を制するでしょうか。

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