きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

女王への挑戦者たち

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先週は土曜にアネモネステークスにフィリーズレビューと2つの桜花賞トライアルが行われました。
アネモネステークスを勝ったのは3番人気のチェッキーノでした。道中中団を追走し、直線残り100m付近で各馬が並ぶ混戦を制しての優勝でした。2着には14番人気のアッラサルーテ、3着には2番人気のペプチドサプルが入り、1番人気のメイショウタチマチは馬場内から追い上げたのですが伸び切れずに6着の結果でした。優勝したチェッキーノ、2着のアッラサルーテまでが桜花賞優先出走権を得た結果となりました。

日曜阪神競馬場で行われたフィリーズレビューは8番人気のソルヴェイグが優勝、2着は1番人気のアットザシーサイド、3着は2番人気のキャンディバローズの結果でした。キャンディバローズが逃げてゆったりとしたペースでレースをつくり、逃げ切りを図ったキャンディバローズを道中好位追走していたソルヴェイグが差し切っての勝利でした。アットザシーサイドは直線馬群をさばいて最速上がりタイムで追い込んできたものの届かず2着までとなりました。

これで3月5日に行われたチューリップ賞組と合わせて桜花賞トライアルの優先出走権はすべて埋められた形となりました。今年の牝馬クラシック戦線は、大激戦の牡馬とは対照的に2歳女王メジャーエンブレムが女王に君臨。2月のクイーンカップで他馬を圧倒し、あとは挑戦者を待つ立場となっています。桜花賞トライアルが終わりメジャーエンブレムの挑戦者が出揃ったわけですが、メジャーエンブレムのクイーンカップの走りを改めて振り返ると1000m通過57秒8で逃げてさらに上がり34秒7で直線後続を5馬身ちぎるという脅威の走りでした。この快速怪女に無敗馬シンハライトをはじめとした挑戦者たちがどう激突するか、そのあたりに注目が集まりそうです。

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