きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週に引き続き、阪神競馬場ではクラシック最後の一冠である菊花賞のトライアルレース神戸新聞杯が行われます。2011年オルフェーヴル、2012年ゴールドシップ、2013年エピファネイアと3年連続で神戸新聞杯を制した馬が菊花賞を制覇していますから、本番へ向けて非常に重要なレースとなるのは間違いないですね。新潟で行われたセントライト記念には日本ダービー2着~6着馬が出走し、激しい戦いを演じましたが、今週の神戸新聞杯ではダービー馬ワンアンドオンリーを含む実力馬の多くが揃ってエントリーしており、より白熱した戦いが見られるのではないでしょうか。

やはり話題の中心となるのは、日本ダービー馬ワンアンドオンリーでしょう。ダービー制覇後は放牧でリフレッシュが図られ、馬体もひと夏を越して更に成長しており、父ハーツクライや父の代表産駒であるジャスタウェイが古馬になってから本格化したように成長の伸びしろはまだまだ未知数ですね。休み明けのレースになりますが、直線の長い阪神や京都、東京のコースでは5戦2勝、2着2回と好成績をあげているだけに、その走りに注目しましょう。

これに対するは、ディープインパクト産駒からの刺客、サトノアラジンやトーセンスターダム、春のクラシック戦線で好走を見せ、一気にスター候補生に名乗りをあげたウインフルブルームなど一筋縄ではいかない実力馬たちが行く手を阻みます。

『最も強い馬が勝つ』と言われている菊花賞の優先出走権をめぐり、一体どのようなレース展開となるのでしょうか。

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