きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今年の凱旋門賞が、いよいよ来週に近づいています。ジャスタウェイ、ゴールドシップ、ハープスター。日本代表の3頭が先日渡仏。25日にはシャンティイ調教場で調教を行い、予定通り順調に調整が進んでいるようです。

ジャスタウェイは6月の安田記念からの直行になります。雨降る府中の馬場を直線で猛追しハナ差交わしてのゴールはいまみても鳥肌が立つほどの王者の気迫をみた走りでした。稍重の中山の馬場でも、荒れた馬場内側から2着を3馬身ちぎる走りを披露していますから、フランスの馬場でもこなせるのではないでしょうか。

ゴールドシップにハープスターは、8月の札幌記念をつかっての出走です。ゴールドシップは昨年、凱旋門賞出走の声が報じられていました。しかし秋は国内を選択。京都大賞典にジャパンカップと力を出しきれずに終わり、今年は満を持しての凱旋門賞出走です。オルフェーヴルにナカヤマフェスタとステイゴールドの仔はこれまで3度の凱旋門賞2着です。ゴールドシップにとり得意の舞台といえそうです。

ハープスターは日本馬初となる3歳牝馬での出走です。札幌記念でゴールドシップに勝ってむかえる凱旋門賞です。近年3歳馬の優勝が数多く、これまでの歴史で実に58頭を数えます。とくに牝馬は斤量面でも有利で2011年にはデインドリーム、昨年はトレヴが3歳牝馬で凱旋門賞を手に入れています。ハープスターの走りにも非常に期待が高まってきます。その凱旋門賞は10月5日。さぁ果たしてどのようなドラマの結末が待っているのでしょうか。

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