きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

日曜阪神競馬場では神戸新聞杯が行われました。ダービー馬ワンアンドオンリーが出走。後方4番手でレースを進め、3コーナー過ぎて徐々に進出したかと思えば、4コーナーをまわったところで先行馬を抜きさす射程圏内につけ直線半ばで先頭へ。外から猛追してきたサウンズオブアースとトーホウジャッカルとの叩き合いとなり、最後はアタマ差抜き出て秋初戦を飾りました。2着には8番人気のサウンズオブアース、3着にはトーセンスターダムが入り、菊花賞への優先出走権を手にしました。

先週のセントライト記念ではダービー2着のイスラボニータが完勝。2、3着にはいずれもダービー5着のトゥザワールド、ダービー3着のタガノグランパが入り最後のクラシック一冠へ駒を進めましたが、神戸新聞杯も同様にダービー出走組が3着までに入る結果でした。

オールカマーの方は、逃げたカレンブラックヒルをマークするように2番手でレースを進めたマイネルラクリマが残り200mを切ったところで先頭に立ち、そのまま押し切って優勝。3つ目の重賞タイトルを手にしました。2着には昨年のエリザベス女王杯2着のラキシスが入り、3着には12番人気のクリールカイザーでした。

マイネルラクリマは父チーフベアハート、母父サンデーサイレンスの血統で、4歳時に京都金杯、5歳時には七夕賞を勝っています。今年春には香港で行われたチャンピオンズマイルに出走。結果は10着でしたが、遠征後の国内レースではエプソムカップ2着に七夕賞3着と調子を上げてきていました。オールカマー優勝馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられます。およそ1年3ヶ月ぶりの重賞制覇で、秋戴冠へ向けての飛躍の1勝となるでしょうか。

×