きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週末は、フランスで凱旋門賞、国内では秋のG1シリーズ開幕を告げるスプリンターズステークスが行われます。今年は中山競馬場改修工事のため、新潟競馬場での開催です。

スプリンターズステークスの歴史は1967年に始まります。創設当時はハンディキャップレースで当時は4歳(現3歳)が出走できる唯一のスプリント重賞としてスタートします。第1回は7月開催、第2回は5月と時期が定まらなかったものの第3回から9月、10月開催に定着。その後、第15回から第23回の間は2月、3月開催に時期を移ったこともありましたが、GI昇格後の1990年からは12月の有馬記念の前の週に行われていました。

現在の秋開催に移動したのは2000年からで、国内短距離王を決めると同時に、12月の香港スプリントを見据えたレースの位置づけになりました。

今年から外国馬の出走枠は9頭にまで拡大されてますから、のぞむべき姿とすれば、多くの外国馬が参戦して国際スプリントシリーズとしてのレース色をもっと濃く出せればよいのでしょうが、暮れの香港国際競走に外国馬が揃うこともあり、スプリンターズステークスから香港スプリントへ、国内から世界へ、といった印象がまだ強い感じがします。

中山競馬場ととともにあるスプリンターズステークスですが、過去2度他場で開催されています。うち1回が1988年開催のレースで、このときは東京競馬場芝1400mでのレースでした。残り1回が2002年の新潟での開催です。

今年は12年ぶりの新潟を舞台にした電撃戦です。さぁどの馬が、秋の短距離路線を制覇するでしょうか。

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