きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

見えてきた、クラシックへの道

ようこそいらっしゃいませ。

日曜京都競馬場では3歳重賞のきさらぎ賞が行われました。
5億円対決と新馬戦で話題を集めたサトノダイヤモンドvsロイカバードの再戦に注目が集まったレースでしたが、終わってみればサトノダイヤモンドの完勝でした。直線では持ったままで先頭に立ち、2着レプランシュにつけた着差は3馬身半。最後はムチを一発入れただけで、あとは独走状態でした。

勝ちタイムも秀逸で、きさらぎ賞が京都芝1800mで行われるようになって以降、初めて1分46秒台のタイムでの勝利でした。鞍上したルメール騎手も「力はすでにG1レベル」と讃えるほどのサトノダイヤモンドの強さでした。

サトノダイヤモンドはこれでデビューから3連勝で、初の重賞制覇になります。サトノダイヤモンドは、リオンディーズやエアスピネル、ハートレー、 ロードクエストと比べるとこれまでどちらかといえば取引価格の話題が先行した面もありましたが、きさらぎ賞の走りはそれらを払拭し、取引価格だけでなく実力も十二分にアピールする内容でした。過去2戦重馬場、やや重での走りで、今回初の良馬場でしたがこれだけの結果を出すのですから、クラシックではどれだけの走りをみせてくれるのかと期待感が高まります。

2番人気のロイカバードはサトノダイヤモンドを見るように後ろからレースを進め直線での追い込みにかけましたが、3着に終わりました。サトノダイヤモンドの背中が遠くなってしまったような結果でした。

それにしてもサトノダイヤモンドはただただ強い、そのひと言につきる今年のきさらぎ賞でした。

×