きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

今週から開催場が移り、東京・京都で競馬が始まります。開幕週から東京では中距離のスペシャリストたちが目指す天皇賞(秋)の前哨戦・毎日王冠が予定されています。JRAの数ある重賞競走の中でもG I 級の競走馬が集う非常にハイレベルなレースとなっています。

昨年2着に好走したジャスタウェイは本番の天皇賞(秋)を完勝し、その勢いのまま遠くドバイの地で国際 G I ドバイデューティフリーを制覇、彼の名は世界中のホースマンたちの記憶に刻まれました。過去10年のデータから毎日王冠で好走した競走馬が本番の天皇賞(秋)で結果を残していることから、今後のビッグレースの行く末を占う意味でも見逃せませんね。

注目はやはり今春のマイラーズCでその能力を発揮し、見事復活を果たしたワールドエースでしょう。もともとクラシック戦線では常に競馬ファンの支持を集めた素質馬。マイラーとしての才能を開花させた今、父ディープインパクト譲りのスピードを生かし、3つ目の重賞タイトルを手にする可能性は高そうです。

他にも3歳馬から東京コースでは絶好の相性を誇るロサギガンティアや7歳馬となった今も衰えることを知らない古豪ダークシャドウ、昨年の皐月賞馬ロゴタイプなど実力伯仲の競走馬が出走表に名を連ねています。出走表を見るだけでも心躍るレースなのは間違いなさそうです。

3歳馬と古馬が激突する毎日王冠では伏兵の台頭も見られ、人気上位馬が必ずしも結果を残すとは限らないのもこのレースの特徴です。東京・芝1800mで行われる熱き戦いに注目しましょう。

×