きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

群雄割拠のマイル重賞

ようこそいらっしゃいませ。

先週は降雪の心配があり、東京競馬開幕週から不安なスタートでしたが、当日は雪の影響もなく、開催することができました。
さて、今週は天候の問題もなく、東京で古馬マイル路線の東京新聞杯、京都では3歳馬によるきさらぎ賞が行われる予定です。

今回は東京で行われる東京新聞杯に注目しましょう。
春のGIシリーズ最終戦に行われる安田記念と同じ舞台で実施される本レースは、1951年に創設された「東京杯」がその前身となっており、当初は天皇賞(春)の前後の東京芝2400mで行われていました。その後、安田記念を最終目標とする春の短距離路線が確立され、マイル〜短距離のスペシャリストたちが揃う非常に楽しみなレースとなりました。

今回の出走予定馬の中でも特に注目となっているのが、2014年の2歳王者ダノンプラチナ。皐月賞の後、秋まで休養し、その復帰戦である富士ステークスを半年ぶりの出走ながら見事な差し切りがちを見せてくれました。
東京の芝コースは3戦3勝と抜群の相性で、直線が長いのも得意の末脚が生きる要因となるでしょう。

昨年、本レースで初重賞優勝を飾ったヴァンセンヌが安田記念でマイル王モーリスとタイム差なしの2着に入り、さらに2014年の優勝馬ホエールキャプチャは、2012、2013年のヴィクトリアマイルで連対しています。

各々が同じ芝1600mで行われるため、今後の活躍を占う上で非常に重要なポイントとなりそうです。さらに、過去のデータから東京の1400〜1800mの特別レースで連対経験ない競走馬は過去10年で1頭も優勝していませんから、その点も加味して、実力馬が集う東京新聞杯を見ていきたいですね。

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