きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜東京競馬場では府中牝馬ステークスが行われます。エリザベス女王杯へ向けての前哨戦になるわけですが、今年は13頭のメンバーが揃いました。

上半期の古馬牝馬路線を振り返ると、ジェンティルドンナがドバイでその名を轟かせれば、国内ではジェンティルドンナと同世代のヴィルシーナがヴィクトリアマイルでひとつ下の世代のメイショウマンボを抑えて優勝。同レース史上初の連覇を達成しました。その後ジェンティルドンナにヴィルシーナ、メイショウマンボとそれぞれ宝塚記念に出走しますが、重馬場に苦戦し、ヴィルシーナこそ3着に入るも、ジェンティルドンナ9着、メイショウマンボは10着に終わっています。ひと夏を越し、仕切り直しで迎える秋になります。

陣営から年内引退が表明されているジェンティルドンナは天皇賞(秋)に直行。昨年ジャスタウェイに交わされた舞台でまずは雪辱を果たし、ジャパンカップ3連覇への偉業へと向かうプランが描かれています。メイショウマンボは先週京都大賞典で秋初戦を走りました。休み明けはどうも力が出しきれないのか10着でしたが、エリザベス女王杯で巻き返しなるでしょうか。ヴィルシーナは当初予定していた府中牝馬ステークスを回避。ぶっつけでエリザベス女王杯へ向かうようです。

上半期、話題を集めた牝馬がそれぞれの秋を始動させる中、エリザベス女王杯前哨戦の府中牝馬ステークスから新たに秋を彩る牝馬の登場に期待したいと思います。

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