きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週日曜京都競馬場では2歳新馬戦にエピファネイアの半弟クローディオが登場し注目を集めました。エピファネイアはご存知、昨年の菊花賞馬で、菊花賞以外でも皐月賞2着、ダービー2着と昨年のクラシックを賑わせた馬です。今年春にはクイーンエリザベス2世カップにも挑戦。休養をはさみ、11月2日の天皇賞(秋)から始動、ジャパンカップ、有馬記念のローテーションが予定されています。

クローディオは母シーザリオで、父はハービンジャーです。ハービンジャーは2010年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスをレコードで圧勝したイギリス産馬で、初併用した産駒が今年デビューを果たしています。すでに10頭勝ち上がっており、桜花賞馬で初代ヴィクトリアマイル馬のダンスインザムードに、フローラステークスや京都牝馬S、愛知杯を勝ったディアデラノビアや、重賞2勝のレクレドール、ハッピーパスなどと交配された産駒がデビューを飾っています。

クローディオもそのうちの1頭に仲間入りするかと思われてましたが、デビュー戦は見せ場なく9着の結果でした。ただまだ2歳で成長途上ですから、じっくりと体を作り直しての次走に期待したいところです。

2歳馬といえば、土曜の京都では2歳500万下の紫菊賞が行われ、ディープインパクト産駒のティルナノーグが無傷の2連勝を飾りました。勝ちタイムの2分0秒5は、2000年にクロフネがマークしたタイムを0秒2上回る2歳コースレコードです。次走は11月末のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスを予定しているようです。昨年、今年とダービー馬を送り出したノースヒルズさんが来年も再びその名を轟かせるのでしょうか。

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