きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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例年のように金杯で幕を開ける2013年の競馬ですが、今年は翌6日にシンザン記念が組まれています。近年はクラシック開幕戦といった重要な位置を占めています。

10年ほど前にタニノギムレットがダービーを勝っていますが、寒い時期とあって以前はクラシック有力候補はまだ始動せず、どことなく裏街道みたいなイメージがありました。

ところが07年2着のダイワスカーレットが桜花賞、秋華賞、一昨年は2着オルフェーヴルが三冠+有馬記念、3着のマルセリーナ桜花賞を制覇し、昨年はジェンティルドンナが牝馬三冠+ジャパンCとここをステップに最上級の大飛躍を遂げています。最重要のステップレースにのし上がってきました。

理由はいろいろ考えられますが、3歳春から秋にピークを迎え、強い馬はさらにそこから成長する、という現代サラブレッドの理想を追求する上で、クラシックまで余裕のあるこの時期が都合が良いのかも?近年の出世馬がことごとく社台・ノーザンの生産馬なのは、血統への見識の高さ、調教技術も関係あるのかもしれません。

さて、今年の出走馬16頭にそんな馬が潜んでいるのか?母ゴレラが仏米G1戦線で大活躍したネオウィズダム、制御の利かないムラなレースを繰り返していますが、良血の覚醒にちょっぴり注目しておきましょうか。

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