きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳王者復活

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先週土曜に行われたマイルチャンピオンシップ前哨戦富士ステークスは、3歳馬ダノンプラチナが4歳馬のサトノアラジンをクビ差交わして優勝しました。2着にはエプソムカップ2着からの参戦となったサトノアラジンが入り、3着はロゴタイプ、4着以下はシェルビー、フルーキーとつづいた結果でした。

それにしてもダノンプラチナのゴール前の末脚は鮮やかでした。道中は後方からのレースとなり、直線に入っても後方2番手。大外から果たして届くのかと思われていた位置取りから、直線一気の差し切りでした。ダノンプラチナは阪神競馬場での開催となった朝日杯フューチュリティステークス初代の2歳王者です。朝日杯フューチュリティステークスの阪神への移設は、紛れの少ない阪神マイルで実力馬が実力を発揮できるようにとの名目も掲げられてましたから、2歳王者のその後の実績も気になるところでした。そのダノンプラチナは春はスプリングステークスで3着に入ったものの、皐月賞では4コーナーで他馬と接触もあり11着と思わぬ大敗でした。

皐月賞以降、時間をかけてきっちりと休養をはさみ富士ステークスで復活Vとなりました。ダノンプラチナはこれでマイルは3戦3勝です。マイル路線には4連勝で春のマイル頂点に立ったモーリスがいます。ダノンプラチナはその牙城を崩せるでしょうか。両馬の激突がいまから楽しみです。

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