きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ミッキークイーン二冠達成

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3歳牝馬クラシック最終章、秋華賞が終わりました。オークス馬ミッキークイーンが二冠達成。2着に5番人気のクイーンズリングが入り、3着は8番人気のマキシマムドパリ、桜花賞馬レッツゴードンキは17着、ローズステークスを勝ったタッチングスピーチは6着の結果でした。

今回の秋華賞でミッキークイーンは、オークスとはまた違った強さを魅せてくれました。レースはノットフォーマルが逃げて2番手に紫苑ステークス2着のホワイトエレガンス、レッツゴードンキは3、4番手といった位置取りで進み、大外からスムーズにスタートを切ったミッキークイーンは中団馬群で追走、タッチングスピーチは最後方からといった形で展開していき1000mを通過。通過タイムが57秒4でこれには驚かされました。どよめきとともにまもなく迎える直線入り口で、今度はミッキークイーンにムチが入り追い出される姿です。厳しい展開になりながら残り200mを切ったところで先頭に立ち、クイーンズリングの追撃をクビ差振り切ったその勝負根性はさすがでした。

オークスでは上がり34秒0で出走馬中、最速上がりでの栄冠でした。しかし今回は上がりタイムが34秒6。2着に入ったクイーンズリングが34秒1で後方から追い込みを掛けたタッチングスピーチやアースライズが34秒4でした。オークスで魅せた切れ味とは違い、今回は根性で振り切ったそんなレースになりました。ミッキークイーンはこれで牝馬クラシック二冠達成です。秋華賞レコードを0秒1更新しての戴冠です。さらなる高みへ。まずは疲れをとってからですが、古馬牝馬、牡馬との激突にも期待が高まります。

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