きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週京都競馬場で行われたクラシックへ向けての登竜門きさらぎ賞は、これまで1400mで2勝を挙げていたフジキセキ産駒のタマモベストプレイが混戦を制し、クラシックへ向け主役争いに名乗りを上げました。

フジキセキ産駒できさらぎ賞といえば、2006年の勝ち馬、ドリームパスポートが思い出されます。フジキセキ×トニービンに、ステイゴールド、レクレドールを送り出したゴールデンサッシュの血を母の母に持つドリームパスポートは、きさらぎ賞でメイショウサムソンを半馬身捉えると、この年の三冠すべてに出走。皐月賞2着(1/2馬身差)、ダービー3着(2馬身+クビ差)、菊花賞2着(クビ差)とあと一歩のレースを続け、その名をファンの胸に刻みました。

タマモベストプレイは、フジキセキ×ノーザンテーストで全兄姉のOP馬はタマモホットプレイ、タマモナイスプレイら、4頭がいますが、クラシックはいずれも未出走。一族の血が大舞台でどのように花開くでしょうか。

注目されたリグヴェーダは、力を出し切れなかったようです。2011年にこのレースで3着だったオルフェーヴルはその年の三冠を制覇。4着だったウインバリアシオンもダービー、菊花賞で2着と大きく成長を遂げています。成就への道程として、各馬の次走も注目したいと思います。

さて今週は、京都と東京で3つの重賞が行われます。日曜の東京メイン共同通信杯は、昨年ゴールドシップにディープブリランテを送り出しました。さて今年はどの馬がクラシックへ名乗りを上げるのでしょうか。

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