きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週日曜、東京競馬場では春のクラシックを見据えた共同通信杯が行われ、メイケイペガスターが好位から33秒8の脚を披露し従来のレースレコードを大幅に短縮し重賞初勝利を手にしました。

メイケイペガスターはフジキセキ×ブライアンズタイムの配合で、先週のタマモベストプレイに続き、東西でフジキセキ産駒が牡馬クラシックの主役に名乗りを上げた形となりました。

フジキセキは、これまでカネヒキリやサダムパテック、キンシャサノキセキ、エイジアンウインズ、コイウタ、ファイングレインなどG1馬を輩出してきましたが、クラシックはあと一歩のところで阻まれていました。

2000年、スプリングステークスで人気に応えて完勝し皐月賞で1番人気となったダイタクリーヴァは、ゴール前、エアシャカールにクビ差交わされ涙を飲みました。2005年にきさらぎ賞を制したドリームパスポートは皐月2着、ダービー3着、菊花賞2着と、あと一歩のところでクラシック制覇を阻まれてきました。

2010年、NHKマイルCで強烈な末脚を披露し1分31秒4のレコードでファンを震撼させたダノンシャンティは、自身の強烈な武器によってダービー取り消しを余儀なくされます。

さてことし勝ち上がった東西2頭は、父の無念をクラシック制覇で晴らすことができるでしょうか。

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