きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

夏終わり、秋深まり始める

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日曜は中山競馬場で京成杯オータムハンデキャップ、阪神競馬場でセントウルステークスが行われました。どちらもサマーシリーズ最終戦にあたります。ひと足先にサマー2000シリーズは9月6日の新潟記念で終了。5歳馬ダービーフィズが函館記念優勝に札幌記念3着で合計15ポイントを獲得しチャンピオンに輝きました。残るは、サマーマイルシリーズとサマースプリントシリーズになるわけですが、最終戦はどちらも大荒れ。波乱のレースとなりました。

サマーマイルシリーズ最終戦の京成杯オータムハンデキャップを勝ったのは13番人気のフラアンジェリコでした。2着には11番人気のエキストラエンド、3着には7番人気のヤングマンパワーが入り3連単は220万円超え。16頭が出走し全馬着順が0.9秒差に収まるという大激戦の結末でした。12ポイントでサマーマイルシリーズトップを走っていたスマートオリオンにレッドアリオンもこのレースに出走。チャンピオンの座をめぐり最終戦での激突となっていたわけですが、スマートオリオン15着にレッドアリオン16着といたみわけで、サマーマイルシリーズはスマートオリオンにレッドアリオン両馬の優勝となりました。

サマースプリントシリーズ最終戦のセントウルステークスは、ウリウリが勝てば20ポイントのベルカントを抜いて逆転優勝でしたが結果は2着。勝ったのは10番人気の3歳馬アクティブミノルでした。こちらはゴール前で、ハナ・クビ・ハナ差の同タイムで4頭が並ぶ混戦で、逃げたアクティブミノルがそのままウリウリの追撃を振りきっての優勝でした。アクティブミノルは伏兵扱いだったとはいえ、ヴィクトリアマイル覇者のストレイトガールに、高松宮記念・スプリントステークス2着の実績を持つハクサンムーンなど強豪が揃うなかでの逃げ切り勝ちですし、1200mではこれで3戦3勝ですから、秋の大一番でも楽しみな一頭になりそうです。

またサマーシリーズ期間中に行われたサマージョッキーズシリーズはM.デムーロ騎手が優勝。岩田康誠騎手を3ポイント抑えてチャンピオンに輝きました。
サマーシリーズが終わり、秋がいよいよ本格的に始まりを告げていきます。

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