きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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東西で行われるトライアルレースで盛り上がる中、忘れてはいけないのが、中山競馬場で施行されるオーシャンSです。先週行われた阪急杯が関西のスプリント王者戦・高松宮記念の前哨戦ならば、オーシャンSは関東の前哨戦として有名ですね。

2010年1着・2011年2着のキンシャサノキセキが高松宮記念連覇を達成。2012年は、同レース4着と上位の成績をおさめたカレンチャンが制するなど、今後の勝負の行方を占う重要なレースとなっています。

中山競馬・芝の1200mで行われる本競走は、短距離競走の整備が進んだ2006年に重賞格付けされました。まだ日の浅い競走ではありますが、上半期スプリント王を決める高松宮記念へのステップアップレースとして、好メンバーが揃いそうですね。

注目はやはり、本競走の優勝経験もあり重賞3勝の実績を誇るダッシャーゴーゴーでしょう。父サクラバクシンオーは、1400m以下のレースで無類の強さを誇りスプリンターズSを連覇。産駒も短距離レースでコンスタントに好成績を残しているため、要注意です。

一方、父キングカメハメハ・母アドマイヤグルーヴという良血馬のアドマイヤセプターや、目下2連勝中で中山1200m連対率100%のラフレーズカフェ、約8ヶぶりの実践ながら急ピッチの調教をこなし、1200mのレースでは2連勝をマークしているフォーエバーマーク等、ペースが早くなりそうなメンツですから、ゴール前一気に強襲!なんてことも。

春のスプリント王者への道は、険しき道のりになりそうですね。

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