きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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きょうは中山と阪神でそれぞれ重賞レースが行われます。

中山のメインは、オーシャンステークスです。一番人気は一昨年58キロを背負いキンシャサノキセキの猛追をしのいだダッシャーゴーゴーに集まっているようですね。前走シルクロードステークスでは59キロを背負っての2着ですから、実力では他馬よりも上でしょう。

このオーシャンステークスは、ときに人気薄の馬が先行してそのまま逃げ残り、あるいはハイペースで前をいく馬が総崩れとなり後方からの追い込み馬が台頭するなど、ふた桁人気の馬が好走する波乱要素たっぷりのレースです。ならばエーシンホワイティに注目してみましょうか。前走は1着から1馬身差まで詰め寄るレース内容で大きく負けてはいないですし、父サクラバクシンオーは1200のスペシャリスト。

母系のチヨダマサコは、1986、87年と最優秀スプリンターを受賞したニッポーテイオーや1987年にエリザベス女王杯で女王に輝いたタレンティドガールを産み、エーシンホワイティはその末裔でもあります。昨春に同じ中山1200mの春雷ステークスで魅せた末脚をここでも披露することに期待しましょう。

阪神のメイン、チューリップ賞の方は、昨年暮れの阪神2歳JF1、2着馬にレッドオーヴァルが挑み注目が集まっています。レッドオーヴァルは2走前にレコードで未勝利戦を勝ち上がると、前走の紅梅ステークスでは2着を3馬身ちぎる圧勝劇を魅せました。春のヒロインの主役争いは、ここで逆転するでしょうか。

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