きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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きょう中山競馬場では、桜花賞トライアルのアネモネステークスが行われます。上位2着までに桜花賞の優先出走権が与えられるレースで、以前は阪神競馬場で行われ、2000年に中山へ移動されました。これまで中山を舞台に12回の歴史を重ねてきましたが、このレースから桜花賞馬の誕生が待たれるのが現状です。

女王の称号に最も近づいたのは2006年優勝馬のアサヒライジングでした。レースでは常に好スタートから他馬よりも前に出て主導権を握る走りを披露。アネモネステークスを2着に2馬身差をつけ逃げ切った快速娘は、桜花賞でも淀みのない流れを作りレースを展開します。アサヒライジングを追いかけた先行馬が次々と脱落する中、最後の直線で内ラチを先頭で駆け抜けつづけ、そのまま逃げ切るのではと思われました。

最後はキストゥヘヴン、アドマイヤキッス、コイウタに交わされ4着に終わるも、アサヒライジングはその後、日米両オークス、秋華賞、エリザベス女王杯と出走。快速を魅せつづけ、オークスではカワカミプリンセスの2着、アメリカンオークス2着、秋華賞2着、エリザベス女王杯4着と堂々たる結果を残しました。

今年もまた桜花賞への出走を目指し16頭の馬が揃いました。その先の舞台で出走馬がどのような活躍を魅せるのか、まずはきょうのレースに注目したいと思います。

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