きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

夏から始まる強者の王道

ようこそいらっしゃいませ。

今週は札幌で札幌記念、小倉で北九州記念の2つの重賞レースが組まれています。
札幌記念には昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルにエリザベス女王杯馬ラキシスが出走。昨年は、ゴールドシップにハープスターの激突に沸いた札幌記念でしたが、今年も実力トップクラスの牡馬と牝馬の激突に話題が集まります。
サマースプリントシリーズ第4戦にあたる北九州記念の方は、出走馬18頭のフルゲートとなり、サマースプリントシリーズチャンピオンあるいは秋のスプリンターズステークスを見据えた激突が繰り広げられそうです。
夏競馬も折り返しに入り、競馬は夏競馬クライマックスへ向けて熱も高まっていくことでしょう。

先日日本経済新聞で「競馬、売り上げ好調 中央・地方が馬券販売で協力」といった記事が掲載されました。
中央競馬の売り上げは、先週16日時点で前年比2.9%増を記録、地方競馬も今年上半期の売り上げが開催日1日平均で前年同期を13.1%も上回っていると報じています。記事によれば「目を引くのが3月末以降の伸びで、3月22日時点では前年をわずかに下回っていが、その後の21週は前年比4.7%増えている」とのこと。G1レースは上半期11戦のうち、7戦が前年の売り上げを上回っています。地方競馬の売り上げ増加の要因として、IPATなど中央との販売協力、地方の競馬場・場外施設を利用した委託発売の拡大などが取り上げられていました。

中央競馬はこれから夏競馬のクライマックスとともに、秋のG1シリーズが幕を開けます。
好調の流れをさらに加速させるためにも、夏から始まる強者の王道、あるいは新たなる強者の登場に期待します。

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