きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

真夏の祭典 札幌記念

ようこそいらっしゃいませ。

今週はサマーシリーズ唯一のGIIレースとなる札幌記念が札幌競馬場・芝2000mで行われます。
今では当たり前のように、芝コースとダートコースで多くのレースプログラムが組まれていますが、札幌記念が創設された1965年当時の札幌競馬場は寒冷地の為に芝コースがなく、1989年までダートコースで行われていたそうです。1990年に芝コースでレースが開始され、1997年にGIIIのハンディキャップ戦から別定重量のGIIへ昇格してからは、GIホースの参戦が多く見られ、昨年は桜花賞馬ハープスターと芦毛の怪物ゴールドシップとの直接対決が競馬ファンの注目を集めましたね。

サマー2000シリーズの第4戦となる札幌記念ですが、秋以降のビッグレースを見据え、一流馬たちが集結するレースでもあります。
今年も豪華なメンバーが顔を揃えています。

注目は昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルとエリザベス女王杯を制したラキシスとの対決やディープインパクトを父に持ち、伯父にビワハヤヒデ、ナリタブライアンがいる超良血馬のラストインパクトがどう競り合っていくのか、さらに2013年のサマー2000シリーズ王者トウケイヘイロー、重賞4勝の実力馬ヒットザターゲットらの動向も気になるところです。

札幌競馬場では洋芝を使用しており、グリーン鮮やかなターフで熱戦が繰り広げられてきました。秋の中・長距離戦線やシリーズ優勝を目指す馬にとって非常に重要なレースとなります。
熱戦の火ぶたが切って落とされる真夏の祭典に要注目です。

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