きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜中山のメインはフラワーカップ(芝1800m)です。桜花賞、オークスへとつながる牝馬クラシックの前哨戦としてだけでなく、その後の牝馬の活躍にも注目を集めるレースです。

2002年の優勝馬スマイルトゥモローはオークスを制覇、2004年に無敗でフラワーカップを通過したダンスインザムードは桜花賞でも強烈な末脚を魅せ、2005年のシーザリオは日米両オークスで戴冠を手にし、2006年はキストゥヘヴンは桜花賞でも後方から一気に馬群を抜き去り優勝、2008年のブラックエンブレムはその秋に秋華賞を優勝して春の無念を晴らしています。

優勝馬以外にもその後大きく成長する牝馬が多く、2004年このレースで5着だったスイープトウショウは、秋華賞、エリザベス女王杯、宝塚記念、安田記念と牡馬に混じってもその力を魅せつけ、7着だったダイワエルシエーロはオークスを制覇、2006年もメンバーが揃った年で、2着のフサイチパンドラが3歳でエリザベス女王杯を制覇すると、3着に入ったブルーメンブラットは、5歳時に出走したマイルカップでは、スーパーホーネット、カンパニー、ローレルゲレイロらの名馬を抑え見事優勝を果たしています。

今年は14頭の牝馬が名をつられました。このレースから未来をどのように切り開いていくか注目したいと思います。

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