きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨年の最優秀3歳牡馬ゴールドシップに2歳王者ロゴタイプと2頭が春の戴冠へ向け始動し、いずれも後続を寄せ付けない強い勝ち方で、逞しさを増した王者の風格を魅せてくれました。

スタートでは行き脚も鈍くレース序盤は後方からとなったゴールドシップでしたが、徐々にポジションをあげて4コーナーで先団に取り付くと、内側で粘るフォゲッタブルを突き放し2馬身差をつけての今年初戦となりました。

スプリングステークス(中山・芝1800m)は、直線入り口で先頭に立ったロゴタイプがこちらも後続を寄せ付けない力強い走りで初戦を飾りました。朝日杯FSでは7番人気での勝利で波乱の立役者に回ったロゴタイプですが、今回は1番人気に応えての堂々たる勝利で、主役不在の混戦とされるクラシックに名乗りをあげました。

牝馬クラシックの前哨戦フラワーカップ(中山・芝1800m)では、新馬戦を勝ったばかりのサクラプレジールが連勝で重賞初制覇しました。中京競馬場で行われたファルコンステークス(芝1400m)ではインパルスヒーローが3連勝で重賞制覇を飾り、NHKマイルCへ向けスピード能力の高さをアピールしました。過去にアドマイヤグルーヴ、ハーツクライ、ヴィクトリー、ペルーサ、ワールドエースなどの名馬を送り出してきた3歳オープンの若葉ステークス(阪神・芝2000m)ではキングカメハメハ産駒のレッドルーラーが直線一気の末脚で皐月賞への権利を手にしました。

今週は春のG1スプリント王決定戦の高松宮記念が行われます。戴冠をめぐり、一段と激しい蹄音が聞こえる季節になりました。

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