きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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スプリント王を決める高松宮記念の枠順が発表されました。昨年スプリンターズステークスを制し、海外でもその名を轟かせたロードカナロアは6枠11番に入りました。

今年初戦となった2月の阪急杯では、圧倒的人気を集める中、斤量58キロにおよそ2年ぶりとなる1400mの距離をこなし、世界を制した王者の風格を見事に魅せてくれました。昨年は5連勝で高松宮記念へ乗り込みカレンチャンの前に0.1秒差及ばなかったものの、その雪辱をどんなレース内容で晴らすのか楽しみなレースとなりそうです。

ロードカナロアはキングカメハメハ種牡馬生活3年目の産駒で2008年の産まれになります。種付けされた2007年は、前年に引退したディープインパクトが種牡馬デビューした年でもありました。日本近代競馬の結晶とも称されたディープインパクトの血に注目が集中する中、レディブラッサムと交配して産まれました。

レディブラッサムはピッチ走法で現役時代には短距離では5勝をあげています。母父ストームキャットは米国種牡馬でアメリカクラシック二冠馬のタバスコキャットやG1 6勝、芝・ダート・連戦問わずに活躍しアイアンホースの異名を残したジャイアンツコーズウェイらを世に送り出します。日本でもストームキャットとシーキングザパールの間に産まれたシーキングザダイヤがダート交流重賞でカネヒキリ、アジュディミツオー、タイムパラドックスら強豪を相手にその名を歴史に刻みました。

さて今年の高松宮記念は、オッズの面でもロードカナロアの1強となっているようです。去年から大きく成長を遂げたロードカナロアのその走りに注目したいと思います。

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