きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

新潟名物 千直競馬!

ようこそいらっしゃいませ。

もはや夏の名物レースとなった新潟競馬場での直線競馬。
2001年の新潟競馬場の馬場改修工事により日本で初めて芝1000mの直線コースが新設されました。
今週、新潟で開催されるアイビスサマーダッシュは今年で15回を数え、中央競馬で唯一の直線コースを舞台にした重賞競走でスプリント王の覇権争いが行われます。
現在はサマースプリントシリーズの第3戦として開催されている本レースですが、過去9頭のサマースプリントチャンピオンの内、6頭がアイビスサマーダッシュを優勝しています。

昨年、北九州記念とセントウルステークスを優勝して、シリーズチャンピオンに輝いたリトルゲルダは、アイビスダマーダッシュにも出走しており、ここでは僅差の好勝負を繰り広げ、勝ち馬から0.2秒の僅差の
4着でした。
今年も多彩なメンバーが集結していますが、注目はカノヤザクラ以来6年ぶりとなる連覇を狙うセイコーライコウでしょう。鞍上も昨年の同レース優勝時に騎乗した柴田善臣騎手で「年齢を感じさせない。衰えはない」とインタビューに答えていますし、竹内調教師も好勝負を期待して内枠を希望しているようですね。父クロフネ、母父サンデーサイレンスの配合はヴィクトリアマイル優勝馬ホエールキャプチャや2005年の2歳王者フサイチリシャールらと同じブラッドラインになり、勢いがありますから、今回も柴田善臣騎手とのコンビでファンの期待に応える姿を観たいですね。

これに対し、セイコーライコウの連覇を阻止せんと昨年のサマースプリント王者のリトルゲルダや直線競馬では抜群の相性を誇るネロ、重賞実績ではトップクラスのエーシントップら強敵が待ち構えています。

開幕週、絶好の芝状況で行われるアイビスサマーダッシュ。
快速自慢の実力馬が集い、直線の1000m勝負という特殊なレースで激突するスプリンターたちの熱き戦いに注目しましょう。

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