きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

スプリント王決定戦・高松宮記念が中京競馬場で行われました。ロードカナロアが圧倒的人気を背負い出走。出がひといきとなり中団からのレースになるも、残り300mからはまさに独壇場でした。坂を駆け上がりながら追い出されると、マイペースで逃げるハクサンムーンを捕らえ圧勝。レコードタイムのおまけつきで、王者の風格を存分に示した堂々たる走りを魅せてくれました。

スプリンターズステークス、香港スプリントに続き、高松宮記念と、スプリントG1・3勝目は国内では史上初のことのようです。まさに敵なし状態で、次走はどの舞台へ向かうのかとても楽しみになってきました。

海外では22日、オーストラリア・ムーニーバレー競馬場でウイリアムリードステークス(芝1200m)が行われました。いまだ無敗で連勝記録を伸ばす女王ブラックキャビアが出走。道中は2番手につけてレースを眺めると、最後は持ったままで先頭に立ち、2着に4馬身差をつけ楽勝で24連勝を決めました。これでブラックキャビアはG1・14勝。1979年から82年にかけてオーストラリアで無敵の強さを誇ったキングストンタウンに並ぶ国内最多記録となりました。

ブラックキャビアは、国内で残り3戦程度のレースに出走して最後を飾るとも、現役続行かとも言われています。

ロードカナロアとブラックキャビア。この2頭が短距離王の座をめぐり同じ舞台に立つとしたら…。考えるだけでもワクワクしてきます。

×