きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

サマースプリントシリーズ第2戦CBC賞

ようこそいらっしゃいませ。

上半期GⅠ最終戦の宝塚記念が終わり、本格的な夏競馬が始まります。
一足早く開催が始まった函館に加え、今週から福島、中京の開催がスタートします。夏競馬といえば、春競馬を盛り上げた実力馬や夏の上り馬たちで争われるサマーシリーズでしょう。2012年よりマイルシリーズが追加され、より充実したサマーシリーズに注目です。

今週はスプリントシリーズ第2戦となるCBC賞が中京競馬場で行われます。
2012年にリニューアルオープンした中京競馬場。馬場の改造工事によって最後の直線が長くなった上に急坂も設けられたことで地力勝負の要素が強くなった傾向にあります。

今回の注目馬は1200mの距離は初参戦ながら昨年の京都牝馬ステークスで重賞勝ちを飾っているウリウリ。前走のオープン競走でコースレコードを記録した父ディープインパクト譲りのスピード能力があれば、1200mの短い距離も十分こなせるでしょう。

対するは2013年の桜花賞2着、2014年のスプリンターズステークスで3着とGIの舞台で好成績を収めているレッドオーヴァル。2年連続で出走した高松宮記念では、昨年・今年ともに14着と大敗を喫していますが、どちらも馬場状態が悪くなり、力のいる馬場になってしまったのが原因の一つでしょう。もともとGI級のレースで好走できる馬ですから、持てる力を発揮できれば初重賞勝利の期待が持てそうです。

さらに対抗馬としてウリウリ・レッドオーヴァルらと優勝候補の一角とされるベルルミエールもいます。前々走の阪神牝馬ステークスでは、7番人気の評価を覆す2着に好走。3歳時のニュージーランドトロフィーでも3着に健闘と重賞競走で強豪馬と勝ち負けを競い合う能力は間違いなくあります。調教も順調のようですから、持ち味の鋭い末脚が本番でも見られそうです。

他にも昨年の本競走覇者トーホウアマポーラや2014年のNHKマイルカップ2着馬のタガノブルグ、まだ能力の底を見せていないジャストドゥイングらもいます。

本レースを好走した馬が将来的に重賞競走の舞台で活躍していますから、今後の活躍を占う上で見逃せない一戦となりそうですね。
開幕週の絶好の芝馬場で行われる電撃の6ハロンに要注目です

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