きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ファン待望の上半期グランプリ

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早いもので2015年も折り返し地点。時折、夏のような暑い日差しが顔を覗かせます。
中央競馬の上半期総決算となる宝塚記念が阪神の芝2200mで行われます。

ファン投票で出走馬を決めるドリームレースは今年で第56回を数え、歴代の優勝馬には錚々たる名前が並びます。一年を締めくくる有馬記念と並んでグランプリと称され、毎年ハイレベルな攻防が繰り広げられています。2011年からブリーダーズカップ・チャレンジの対象競走となり、優勝馬にはブリーダーズカップ・ターフへの優先出走権が与えられます。

今年のファン投票も昨年に引き続き、ゴールドシップが堂々の1位に輝きました。2位に2000票近い大差をつけていますから、いかにゴールドシップの同一GI3連覇達成の偉業をファンが期待しているのかが分かりますね。
今回の注目馬は、やはり宝塚記念3連覇を狙うゴールドシップ。阪神大賞典で9か月ぶりの復活を果たした後、続く天皇賞(春)でも貫録を見せ6つ目となるGIタイトルを獲得しました。短期放牧に出され、リフレッシュしたゴールドシップと横山典弘騎手のコンビに目が離せません。

ファン投票3位のラキシスは、前走の産経大阪杯で、ダービー馬のキズナを相手に内から豪快に差し切って優勝し、改めてその競走能力の高さを見せてくれました。力のいる不良馬場での優勝ですから馬場のコンディションを問わず能力を発揮できることは強みですね。

この他にもファン投票7位の菊花賞馬トーホウジャッカルや8位のダービー馬ワンアンドオンリー、オークス馬ヌーヴォレコルトらGⅠ馬が相手に揃っていますから、ディフェンディングチャンピオンのゴールドシップを目標に熱くも激しい戦いが見られるでしょうね。

宝塚記念の優勝馬の多くは、後半戦のグランプリ有馬記念でも活躍するケースが見られ、今後の成績を占う上でも非常に重要な一戦となりそうです

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