きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

難しき牝馬心、マーメイドステークス

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は東と西でそれぞれ重賞レースが行われます。
東京のメインはエプソムカップで、阪神のメインはマーメイドステークスです。

マーメイドステークスは今年で20回目を迎えるレースですが、とにかく予想か泣かせ。2006年にハンデ戦になって以降、さらに人気薄牝馬の台頭が目立つようになり、牝馬の胸の内を読み解くのが難解となっているレースです。
ハンデ戦となった2006年には9番人気ソリッドプラチナムが軽ハンデを活かして優勝。2、3着にもハンデ51キロのサンレイジャスパー、オリエントチャームが入り、3連単30万馬券となりました。もっとも荒れたのは3連単190万馬券が飛び出した2008年で、このときは出走馬12頭中12番人気のトーホウシャインがゴール前末脚を伸ばして優勝。2番人気には逃げた10番人気のピースオブラヴが、そのまま逃げ残っての波乱でした。このときも、上位馬はいずれも軽ハンデ馬が入っています。
それならば軽ハンデ馬に注目すればよいかと言えばそうとも言い切れないのがマーメイドステークスで、一昨年はマルセリーナがトップハンデながらも実力を示して優勝。桜花賞以来の勝利を挙げています。

さて今年ですが最も軽いハンデは3歳牝馬のアースライズと地方馬ベリーフィールズの49キロで、最も重いハンデはバウンスシャッセの56キロとなりました。重賞レースの勝ち馬はバウンスシャッセのみ。今年も牝馬の心を読み解くのに非常に難解なレースとなりそうです。

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