桜通信

2016年3月18日 / 曇り 20.0 ℃ / 11.0 ℃

競馬場周辺では約300本あるソメイヨシノの開花準備が着々と進んでいるようです。
正門前にあるソメイヨシノのツボミは大きく膨らみ、ツボミの先端にはうっすら淡いピンク色の花びらが見え隠れしています。
中山競馬場でも桜の代名詞であるソメイヨシノの開花がもうすぐ見られそうです。

今年の桜は例年より早い開花と予測されています。実際、河津桜は昨年より2週間も早く咲き始めました。
先日発表された「さくら開花前線」で、開花の一番早い予想は福岡の3月18日、続いて東京の19日と関東から九州にかけて3月末ころから桜が見ごろとなりそうですね。
しかし、連休明け以降の寒の戻りが予想より強まりそうなため、開花スピードはやや遅くなりそうです。

染井吉野(正門前)

よくテレビやネットの開花情報で「開花・満開」との表示が見られますが、この定義について皆さんはご存知でしょうか。
開花については、標本木で5~6輪以上の花が開いた状態をいい、満開は標本木で80%以上のつぼみが開いた状態のことをいいます。
これは気象庁の生物季節観測基準と同様の考え方です。

ここの開花・満開で基準とされる桜は「ソメイヨシノ」となり、基準とされる標本木は、各気象台内やその周辺にあり、桜の観測が続けられている全国58地点のうち、奄美・沖縄地方を除いた53地点について予想を発表しています。これから見ごろを迎えるソメイヨシノや枝垂れ桜の開花が楽しみですね。

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