海外だより
香港競馬に学ぶ
近年の歳末は、シャティン競馬場の香港国際競走ではじまり、中山競馬場の有馬記念で幕を下ろすのが風物詩として定着しているようです。香港には日本からも精鋭9頭が遠征しますが、果たして〝強い日本馬〟の風潮を証明することができるでしょう。というのも、今年はここまで海外遠征におけるG1未勝利が続いているからです...
川崎から世界へ
香港国際競走では日本調教馬は無冠に終わり、今年は日本馬による海外G1は未勝利に終わったようです。残念ですが、競馬は甘いものじゃありません。まぁ存在感は世界のホースマンの脳裏にクッキリ刻み込みましたし、毎年、連綿と続いていくのが競馬です。来年に希望を持ち越すことにしましょう。先日、川崎競馬場で行われた...
唯一無二のレースたち
有馬記念の「公開枠順抽選会」のレセプション席上で、競馬会における女性のパイオニアとして活躍した皆さんの特別表彰が行われました。この粋なはからいには、来年3月にJRA初の女性調教師として晴れて厩舎を開業する前川恭子さんも勇気百倍の思いでしょうか。 55年の長きにわたり親しまれている国民的アニメ「サザエ...
新しい戦いが始まった
有馬記念は終わりましたが、日本競馬はまだ中山競馬場のフィナーレを飾るG1ホープフルS、年末を締めくくる風物詩・大井競馬場のG1東京大賞典と見逃せないレースが組まれていますが、一方では海の向こうからは来年への胎動を伝える動きも活発化して来ました。世界一の2000万ドル≒31億5000万円と気が遠くなる...