海外だより
〝世界競馬始め〟は〝1000万ドル争奪戦〟
もう2週間ほどでサウジカップデーが開催されます。一昔前はこの時季までは競馬はシーズンオフでスポーツ新聞の一面を飾るのは〝球春〟の大見出しが華やかに踊ったものです。昨今は、いきなり1着賞金1000万ドル≒15億円の高額賞金世界一のビッグイベントが初頭にラインアップされるのですから、ゴージャスさも飛び切りです。このサウジアラビアの〝競馬の祭典〟の幕が開くと、立て続けにドバイのワールドカップデーが世界中のファンの耳目を集め、さらにヨーロッパ、アメリカ、日本と息つく間もなくクラシックシーズンに突入します。今はネットの発達でレース自体は無論のこと、海外馬券も気軽に楽しめる時代ですから、世界中のレーシングカレンダーがファンの必需品になっています。
さて〝世界競馬始め〟となるサウジカップですが、招待馬へのアプローチが活発化するとともに、受諾する馬・辞退する馬こもごもでメンバー構成が徐々に浮き彫りにされてきつつあります。サウジカップは一昨年の優勝馬エンブレムロード、昨年ウシュバテソーロの野望をアタマ打ち砕いたセニョールパスカドールがともに種牡馬入りが決まり早々に引退を発表。さらにショックが大きいのは、〝ダート帝国〟アメリカの大黒柱と目されていたシェラレオーネがまず出走回避することです。昨年のケンタッキーダービー、BCクラシックでいずれも〝日本の若武者〟フォーエバーヤングと激闘を繰り広げ、いずれも先着している実力第一人者です。さらに一昨年のBCクラシック王者で前走のG1ペガサスワールドカップを6馬身余の圧勝で復活を遂げたホワイトアバリオも自重。ペガサスで2着だったロックドも名匠トッド・プレッチャー師は出否を迷っているようです。こうなると残る有力馬カードは、日本馬軍団と勢いが凄まじい香港のロマンティックウォリアー、そして昨年のドバイワールドカップで2着だったウシュバテソーロの8馬身半前で逃げ切りのゴールに飛び込んでいたローレルリバーくらいでしょうか?
中でもフォーエバーヤングのブックメーカーオッズがグングン急上昇しています。ヨーロッパの大手ブックメーカーは、もともとシエラレオーネやホワイトアバリオ以上にフォーエバーを評価していましたが、ライブル不在となった現在は3.0倍と大本命に推しています。日本は言うまでもなく、サウジアラビア・ドバイ・アメリカと世界のダート主要レースをすべて走り抜いて、常に勝ち負けを争う厳しい競馬を体験しながら、そのたびにキチンと調教過程を踏んで無事に健康に出走し続けているのは、世界広しと言えども、フォーエバーだけです。世界一健康で、世界一賢い馬でしょう。そういう馬が世界一の王座に君臨しない理由が見当たりません。ロマンティックウォーリアはダート適性を向上させる〝勝負鉄〟を履いて挑戦するとヤル気満々ですが、シバの実績は認めてもダートは初体験、これで勝たれるようなら〝大谷さん〟級のバケモノと諦めるしかないでしょう。ローレルリバーはワンターンコースでスピードが生きるタイプでしょうから、上手くハナを切るようだとドバイ・メイダンの逃走劇の再現があるかもしれません。とはいえ、坂井瑠星騎手はじめ百も承知の手の内でしょうから、簡単に1000万ドルを手渡すことはないはずです。
さて〝世界競馬始め〟となるサウジカップですが、招待馬へのアプローチが活発化するとともに、受諾する馬・辞退する馬こもごもでメンバー構成が徐々に浮き彫りにされてきつつあります。サウジカップは一昨年の優勝馬エンブレムロード、昨年ウシュバテソーロの野望をアタマ打ち砕いたセニョールパスカドールがともに種牡馬入りが決まり早々に引退を発表。さらにショックが大きいのは、〝ダート帝国〟アメリカの大黒柱と目されていたシェラレオーネがまず出走回避することです。昨年のケンタッキーダービー、BCクラシックでいずれも〝日本の若武者〟フォーエバーヤングと激闘を繰り広げ、いずれも先着している実力第一人者です。さらに一昨年のBCクラシック王者で前走のG1ペガサスワールドカップを6馬身余の圧勝で復活を遂げたホワイトアバリオも自重。ペガサスで2着だったロックドも名匠トッド・プレッチャー師は出否を迷っているようです。こうなると残る有力馬カードは、日本馬軍団と勢いが凄まじい香港のロマンティックウォリアー、そして昨年のドバイワールドカップで2着だったウシュバテソーロの8馬身半前で逃げ切りのゴールに飛び込んでいたローレルリバーくらいでしょうか?
中でもフォーエバーヤングのブックメーカーオッズがグングン急上昇しています。ヨーロッパの大手ブックメーカーは、もともとシエラレオーネやホワイトアバリオ以上にフォーエバーを評価していましたが、ライブル不在となった現在は3.0倍と大本命に推しています。日本は言うまでもなく、サウジアラビア・ドバイ・アメリカと世界のダート主要レースをすべて走り抜いて、常に勝ち負けを争う厳しい競馬を体験しながら、そのたびにキチンと調教過程を踏んで無事に健康に出走し続けているのは、世界広しと言えども、フォーエバーだけです。世界一健康で、世界一賢い馬でしょう。そういう馬が世界一の王座に君臨しない理由が見当たりません。ロマンティックウォーリアはダート適性を向上させる〝勝負鉄〟を履いて挑戦するとヤル気満々ですが、シバの実績は認めてもダートは初体験、これで勝たれるようなら〝大谷さん〟級のバケモノと諦めるしかないでしょう。ローレルリバーはワンターンコースでスピードが生きるタイプでしょうから、上手くハナを切るようだとドバイ・メイダンの逃走劇の再現があるかもしれません。とはいえ、坂井瑠星騎手はじめ百も承知の手の内でしょうから、簡単に1000万ドルを手渡すことはないはずです。