きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

東京競馬場で施行されたヴィクトリアマイル当日のWIN5の売上げは、予想どおりこれまでの売上げから大幅にアップし17億円余となりました。

予想どおりとは前回からのキャリーオーバーが5億3613万円余発生したための効果です。10億円の売上げを超えたのは昨年の有馬記念以来だそうです。

思うに馬券とは、血統、競走成績、馬場や距離の適正など自分の予想の成果を問うものではないでしょうか。同じ賭事でも宝くじのように予想根拠がないもの(誕生日や自分のラッキーナンバーとすることもありますが)とは違います。さらに馬券は予想だけの選択ではなく、自分の選んだ競走馬への愛着や思い入れ(願い)も込まれたとても温かいものです。

高額配当が期待される賭事はコンピューターがランダムに選択するか途方もない組み合わせ数のため、配当を上回りキャリーオーバーが発生することが魅力であり、リピーターの確保に繋がっているようです。

JRAは2011年4月よりWIN5を導入しました。単複、枠連、馬連・馬単や三連単などの従前の馬券は自分の予想の成果や思い入れが購買の根拠となっていますが、WIN5は何と言っても高配当が魅力で、ヴィクトリアマイル当日の結果から考察すると、ファンの購買意識は従前の馬券とは一類違っているのではないでしょうか。

改めて、ファンにとってWIN5とは何かを考えてみたいと思います。

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