きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

さあ、ドバイ

ようこそいらっしゃいませ。
今週末は国内では春のG1シーズンを告げる高松宮記念に、海外ではドバイワールドカップデーと国内外で競馬が盛り上がります。
またオーストラリアではG1・ザBMWが行われ、昨年の有馬記念2着トゥザワールドが参戦します。

今年日本からは7頭がドバイへと向かいました。

まず芝2410mで行われるドバイシーマクラシックにはハープスターとワンアンドオンリーが出走します。
ドバイシーマクラシックは1998年に創設されたドバイターフクラシックが前身のレースで、2000年に国際G3に認定され合わせてレース名もドバイシーマクラシックに変更されました。2001年にはG2に昇格。この年はステイゴールドが大本命のファンタスティックライトをハナ差捉えて優勝。下馬評を大きく覆し、また日本のサンデーサイレンス産駒が初めて海外重賞でその名を刻んだレースとなりました。

2006年には前年の暮れにディープインパクトを破ったハーツクライが参戦。2着に4馬身差をつけ逃げ切り勝ちし、有馬記念が決してフロックでなかったことを証明しました。また昨年はジェンティルドンナが2年連続で出走。雪辱を果たして優勝しています。

今年昨年同様に日本馬がその歴史に名を刻むでしょうか。

メーンのドバイワールドカップにはエピファネイアとホッコータルマエが挑みます。
ドバイワールドカップは1996年の第1回から2009年の第14回まではダート2000mで行われていました。2010年に開催地をメイダン競馬場に移した際にオールウェザー2000mに舞台を変更しています。2011年にはヴィクトワールピサが優勝。震災直後の日本とり、競馬を超えた歴史的快挙のニュースとなりました。
そのドバイワールドカップですが、今年から2000mのダート戦に変更となります。昨年力を出しきれなかったホッコータルマエにとっては得意の舞台になります。エピファネイアにとっては初のダートとなりますが、どんな結果となるでしょう。

ほかに日本からUAEダービー(ダート1900m)に3歳牡馬のタップザット、ゴールデンバローズ、ディアドムスが参戦。
国内外で競馬に視線が集まる週末となりそうです。

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