きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

天皇賞(春)からNHKマイルカップ、ヴィクトリアマイル、オークス、ダービーと連続開催されたG1も今週でオーラス、安田記念が東京競馬場で行われます。

それにしても豪華なメンバーが揃いました。

香港から2頭、昨年2着でマイルG1 2勝のグランプリボス、昨年NHKマイルカップの覇者カレンブラックヒルに昨年のマイルカップを制したサダムパテック、3週前に同じ舞台のヴィクトリアマイルを勝ったヴィルシーナ、香港スプリントを含め短距離G1 3連覇中のロードカナロア、古馬中距離G1で好走をつづけるダークシャドウ、ナカヤマナイトにショウナンマイティ、前哨戦の京王杯SCを勝ち名乗りを上げたダイワマッジョーレ、3歳マイル路線からはエーシントップと、まさに3歳、古馬、短距離から中距離、香港馬入り乱れての大バトルです。

注目を集めるロードカナロアの挑戦ですが、短距離中心に活躍するG1馬の安田記念参戦はなかなか記憶から出て来ません。少し以前になりますが、1999年にスプリンターズステークスを勝ったブラックホークは、晩年こそ1200中心のレースでしたがそれ以前はマイルCでも3着に入るなど1200から1600中心に走っていた馬ですし、1995年のスプリンターズステークス馬ヒシアケボノもマイルCで3着に好走していました。

スプリントG1で日本レコードを塗り替え無類の強さを魅せたサクラバクシンオーが挑戦した安田記念もありました。2000年に安田記念を勝ったフェアリーキングプローンは、その前年の香港スプリント勝って香港最優秀スプリンターに選ばれていた馬で出走当時はマイルについては未知数でした。状況としてはそれらに近い? いずれにしてもなかなか前例のないチャレンジであることにはかわりありません。

×