きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

長き道程は盾の彼方へとつづく

ようこそいらっしゃいませ。

中山競馬場で行われる3歳クラシック前哨戦スプリングステークスと同様に、春の古馬G1を占う重要なレース阪神大賞典が阪神競馬場で行われます。
昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルが追い切り時の右前脚の爪打撲で出走回避となったのは残念ですが、ゴールドシップを中心に重賞2連勝中のラブリーデイに3つの重賞タイトルを保持するラストインパクト、昨年の宝塚記念2着のカレンミロティックと今年の古馬戦線を牽引していく、あるいは牽引していってほしいと願うメンバーが揃いました。

また今年はデニムアンドルビーにフーラブライドの2頭の牝馬が長丁場にチャレンジします。牝馬で3000mを超す長距離重賞を走った馬というと、最近では2010年の阪神大賞典に出走したメイショウベルーガ、あるいはその前年同レース出走のテイエムプリキュアが出てきます。特に印象深いのはテイエムプリキュアで、スタートからハナを切って先頭に立ち、大逃げをうって後続を大きく突き放し、最後の直線までドキドキハラハラ、そしてワクワクしながらレースを見ていたことを思い出します。
結局阪神大賞典では直線で失速して9着に終わったテイエムプリキュアでしたが、その年の秋のエリザベス女王杯でクィーンスプマンテとともに後続を離して逃げて逃げてそのまま逃げ切り、ブエナビスタ一色だったレースに大きな風穴を空けました。メイショウベルーガも阪神大賞典で3着から同年の秋に京都大賞典を勝ち、エリザベス女王杯でも牝馬三冠のアパパネを交わしてスノーフェアリーの2着に入ってますから、まだ先ですが今年出走の牝馬両馬は秋のエリザベス女王杯で注目してもよいかも?

いずれにしても今年の古馬戦線に注目が高まるレースを見せてください。

×