きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

桜へのつぼみが咲き始める

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土曜中山競馬場では桜花賞トライアルのアネモネステークスが行われました。
勝ったのは1番人気テンダリーヴォイスで、直線坂を駆け上がったところで一気に先頭に立ちそのまま押し切っての勝利でした。2着には3/4馬身差でメイショウメイゲツ、3着にはアドマイヤピンクの結果でした。上位2頭、テンダリーヴォイスとメイショウメイゲツが桜花賞への優先出走権を手にしました。

テンダリーヴォイスは父ディープインパクトで母父がキングカメハメハの血統です。デビュー3戦目のアルテミスステークスこそ10着に敗れるも、赤松賞2着にフェアリーステークス3着と堅実な走りを見せてきた馬でした。母の母ブロードアピールは芝では1200mから1600mまでをこなした馬でシルクロードステークスを勝ったほか、スプリンターズステークスでも4着に入り結果を残してきました。その後ダート路線に転向。2000年の根岸ステークスはいまでも語りぐさになっているほどの強烈な末脚を披露し、芝・ダートで重賞タイトルを手にした馬でした。その血を引いたテンダリーヴォイスは桜花賞本番でどんなレースをみせてくれるでしょうか。

日曜は阪神で桜花賞への切符をかけたフィリーズレビューが行われます。桜花賞へ向けて、つぼみが咲き始めます。

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