きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜、阪神と東京競馬場でそれぞれ2歳新馬戦が行われました。

阪神の方は、3番人気のレッドリヴェールが勝利し、この世代最初の一番星となりました。父ステイゴールド、母父Dixieland Bandという血統です。

東京の方は、13頭立て10番人気のトーセンシルエットが、低評価を覆す走りで東の一番星となりました。父トーセンダンス×母父スウェプトオーヴァーボードという血統です。トーセンシルエットの父トーセンダンスは、サンデーサイレンス直仔で全兄ダンスインザダーク、全姉ダンスパートナー、ダンスインザムードと文句なしの血統を背景に2002年のセレクトセールに上場され、0歳としては当時世界最高の落札価格3億3500万円が付けられた馬でした。

同じセレクトセールには生まれて間もないディープインパクトも上場されてました。しかし、話題としてはトーセンダンスが上。ディープインパクトはこの年のセレクトセールに上場されたサンデーサイレンス直仔でも9番目の落札価格でした。期待されていたトーセンダンスはわずか1戦で引退、対して、馬体も目立たなかったと言われるディープインパクトのその後の走りを見ると、競走馬の実力の見極めには常に奥が深いものを感じさせられます。

東西で2歳新馬戦がスタートが切られ、来年のダービーへと道はつづいていきます。この世代は、どんなドラマを繰り広げていくのでしょうか。ぜひ時代を変えるような世代になってください。

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