きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

最強女王の座交代?

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日曜中山競馬場では中山記念が行われました。
今年の中山記念は、皐月賞に朝日杯フューチュリティステークスとG1・2勝のロゴタイプに、昨年の皐月賞馬イスラボニータ、昨年のオークス馬ヌーヴォレコルトのG1馬3頭の初激突に注目が集まりました。

イスラボニータが2.1倍で1番人気、ロゴタイプが3.4倍、ヌーヴォレコルトが4.7倍に、重賞馬ステファノスが8.4倍で上位人気に加わりオッズを形成。タイキパーシヴァルが後続を離して逃げて、その後ろにロゴタイプ、ヌーヴォレコルト、イスラボニータがつけてレースが進みました。レースは最後の直線でロゴタイプが抜け出し、その外からイスラボニータが追いかけるも伸びが止まり、かわりに馬場最内側から鋭く伸びたのが牝馬ヌーヴォレコルトでした。ロゴタイプとヌーヴォレコルトとの叩き合いになったレースはクビ差でヌーヴォレコルトが優勝。1991年以来、24年ぶりの牝馬による中山記念優勝となりました。

初の中山コースもあり人気の面で1、2番人気をゆずったヌーヴォレコルトでしたが、どうしてどうして。雨の中、牡馬一線級相手にこれだけのレースをするのですから、ヴィクトリアマイル、あるいは安田記念へ向かっても楽しみな走りを魅せてくれそうです。

ハープスターが今年初戦を伸び切れずにおとしてしまっただけに、ヌーヴォレコルトが勝ち続け、いずれ訪れるであろう新の女王をかけた両者の激突といった展開になればさらに牝馬戦線も面白くなるのですが、どうでしょうか。

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