きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

砂王決定戦

ようこそいらっしゃいませ。

いよいよ待ちに待ったG1フェブラリーSが今週の東京競馬場で開催されます。
2015年初G1レースのうえ、上半期の砂王決定戦ともなれば、期待せずにはいられませんね。

昨年フェブラリーSを16番人気という低評価を覆し優勝したコパノリッキーは、続くかしわ記念とJBCクラシックを制し、一流ダート馬の仲間入りを果たしました。
2着馬のホッコータルマエもチャンピオンズC、そして東京大賞典の連覇を達成し、JRA最優秀ダートホースに輝くなど、同年のダート路線の行く末を占う非常に重要なレースといえます。
また、3月下旬のドバイワールドカップデーに行われる各レースを目標にしているダート巧者たちも秘めたる力を試さんとエントリーしてきます。

2011年のドバイワールドカップではM・デムーロ騎手を背にしたヴィクトワールピサが日本馬による初優勝を成し遂げ、そしてトランセンドともに世界の檜舞台でワンツーフィニッシュを演じ、震災で落ち込んだ日本を元気に勇気づけてくれたことは多くの人々の記憶に刻まれていますね。

今回の注目は、連覇の期待がかかるコパノリッキーでしょう。今年の始動戦となった東海Sを完勝、本番に向けて良い状態をキープしているようです。
他にもワイドバッハやローマンレジェンド、ワンダーキュアート、グレープブランデーなどダート界の酸いも甘いも知り尽くした猛者たちがコパノリッキーの連覇に待ったをかけます。

砂王の座をめぐる約1分半の熱き戦いに注目です。

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