きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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キズナにディープブリランテと、2年続けてダービー馬を送り出したディープインパクト産駒ですが、今年の2歳世代でもひとつ抜け出すことになるのでしょうか?まだ新馬戦は始まったばかりですが、そんな印象を受けたのが16日に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でした。

14頭が出走したレースは、単勝1.8倍と圧倒的支持を集めたリターンラルクがスタートで出遅れてしまいます。重馬場の中、後方からレースを進めたリターンラルクでしたが、直線で大外へ持ち出すと、豪脚で先行馬を飲み込み優勝。非凡な才能を感じさせる走りを披露しました。

リターンラルクは父ディープインパクトで母リターンキャストになります。半兄にオーシャンエイプスがいる血統で、オーシャンエイプスは新馬戦で8馬身差をつけて圧勝したド派手なパフォーマンスからディープインパクトの再来とまで言われたほどの馬でした。

リターンラルクはディープインパクト×ノーザンテーストで同じ配合には、去年ダービー3着のトーセンホマレボシ、毎日杯を勝ったヒストリカルらがいます。

ゲートで馬っ気を出して出遅れてしまうなど、まだ幼さが残るリターンラルクですが、これからどんな成長を魅せていくのかとても楽しみな一頭となりそうです。

今回重馬場であれだけの脚を披露したのですから、次走はぜひ良馬場でその走りを見てみたいです。

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