きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2015.1.26 明暗をわけた王者

ようこそいらっしゃいませ。

日曜中山競馬場ではアメリカジョッキークラブカップが行われました。
アンバーシャダイ以来となる有馬記念優勝馬の出走、久々のG1馬の登場とあり例年とは違った注目度となっていたアメリカジョッキークラブカップでした。
その主役となったゴールドシップは最終的には単勝オッズ1.3倍まで支持を集めてのレースとなりました。

しかし終わってみれば、ゴールドシップはまったくといっていいほど見せ場を作ることすらできずに完敗。7着の結果でした。
せめてゴール前で上位入線馬に絡んでいれば、結果への見方も違ったものとなっていたでしょう。ジェンティルドンナ、ジャスタウェイが引退し、2015年の競馬を牽引していく役割を担った一頭なだけに残念な内容となってしまいました。

かわって中京で行われた東海ステークスの方は、コパノリッキーの圧勝した。
最終コーナーで持ったままでニホンピロアワーズを交わし先頭へ立った姿は、まるで横綱白鵬を見ているかのような風格でした。
直線では後続との差を広げて最後は4馬身差。昨年暮れに東京大賞典でホッコータルマエに敗れた記憶が消え去り、コパノリッキー1強そんな印象すら感じさせた文句なしの競馬でした。

王者両雄が圧勝劇で次へとつながれば2015年の流れも作られていきやすくなったのでしょうが、競馬のドラマはなかなかそう簡単にはいかないようです。

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