きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

皐月賞へ向けて

ようこそいらっしゃいませ。

今週の中山ではクラシック第1戦の皐月賞へ向けて京成杯が行われます。

芝の2000mで行われる京成杯は、皐月賞と同コースで行われるため、この早い時期に経験することは、競走馬にとって大きな財産となります。
それに近年では京成杯に好走した競走馬が大舞台で活躍することが多く、2009年2着のナカヤマフェスタは翌年に宝塚記念を制し、念願の初タイトルを取ると、世界最高峰レースの一つである凱旋門賞で1999年のエルコンドルパサー以来となる2着に好走しました。
2010年の優勝馬エイシンフラッシュは皐月賞3着の後、日本ダービーを制覇し、古馬となった2012年に天皇賞(秋)を優勝する活躍を見せてくれました。

クラシック以降の将来を占う上でも非常に重要な一戦となりますね。

2012年から3年連続で種牡馬リーディングにディープインパクトが君臨していますが、今年は新種牡馬のハービンジャーやエンパイヤメーカーの血を引くバトルプランなど新興勢力が台頭してきていますので、そのあたりも含めて出走馬に注目してみましょう。

新種牡馬のハービンジャーからは切れ味鋭い瞬発力が持ち味のベルーフや近親にメイショウサムソンを持つクラージュシチー、現在リーディング1位のキングカメハメハ産駒からはタケルラムセスが無傷の3連勝で重賞初制覇を狙ってきています。

この他にも個性豊かな素質馬たちが参戦予定ですから、4月の皐月賞に向けて血統面でも熱い戦いが見られそうですね。

×