きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

シンザン記念

ようこそいらっしゃいませ。

今週は京都で3歳馬によるシンザン記念が行われます。
シンザンといえば、史上2頭目のクラシック3冠制覇の偉業を達成した名馬で、父ヒンドスタン、母ハヤノボリの間に第5子として生れました。
デビュー後、次第に頭角を現していったシンザンはクラシック3冠に加え、宝塚記念、天皇賞(秋)、有馬記念といった当時牡馬が獲得可能なG1競走全てを制しています。

シンザンの持つ偉大な記録はこれだけではありません。

デビューから引退レースまでの連続19連対は中央競馬におけるレコード記録で、いまだこの記録に並ぶ競走馬は出ていません。
引退後、種牡馬となってからもミホシンザンやミナガワマンナを始めとする優秀な産駒を輩出しました。
本レースでは、近年好走した競走馬の活躍が目立つようになり、2011年に2着のオルフェーヴルは後にクラシック3冠を達成し、続く2012年優勝馬のジェンティルドンナは牝馬3冠に加え、ジャパンC連覇など競馬史に残る偉業を成し遂げました。

この他にも本レースをステップアップに大きな飛躍を遂げる競走馬も出てきていますから、偉大なる名馬シンザンを目標に今年も将来性のある素質馬たちの活躍に期待しましょう。

×