きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

暮れの2歳王者決定戦として中山のフューチュリティS、阪神のジュベナイルFと東西に分かれて、長く競馬ファンから親しまれてきました。
その朝日杯フューチュリティSが今年から舞台を阪神競馬場の芝1600mに舞台を移し、牡馬の2歳チャンピオンを決める一戦として行われます。
競走馬としては若くとも重賞ウイナーがエントリー。
2歳頂上決戦としてワクワクするようなメンバーが揃っていますね。

注目はただ1頭無敗で2歳王者へ挑むネオユニヴァース産駒のブライトエンブレムでしょうか。
豪快な追い込みを武器にデビュー戦を快勝し、初の重賞挑戦となった札幌2歳Sでは、直線一気の差し切り勝ちで、大物になる素質が十分ありそうです。
父ネオユニヴァースは皐月賞・日本ダービーのクラシック2冠馬であり、その子のロジユニヴァースも日本ダービーを制覇していますから、ここで好走し、来年のクラシック戦線に向けてはずみをつけたいところでしょうね。

対するは、クロフネ産駒のクラリティスカイでしょう。
3戦目の未勝利を鮮やかな差し切り勝ちで初勝利を飾ると、次走の新設重賞いちょうSでは2歳レコードとなる1分33秒5の完勝。
早くも重賞ウイナーに名を連ねました。
2連勝中の勢いをそのままに、3連勝となるか楽しみなところです。

昭和24年の創設以来、中山で行われてきたレースなだけに、阪神競馬場で行われる今年はどのような影響があるのでしょうか。
過去の優勝馬にはロゴタイプやグランプリボス、ローズキングダムなど後のG1競走で活躍しています。
今後を占う上でも非常に重要な一戦となりそうです。

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