きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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香港国際競走が幕を閉じました。ご承知のように1200mから2400mまで4つの基幹カテゴリーで国際色豊かなサラブレッドが競い、地元香港馬が3勝、フランス勢が1勝という結果でした。
やはりトライアルを戦い、ここ一本に照準を合わせてくる地元馬は強いですね。メインの2000m香港カップを制したデザインズオンロームは春にエピファネイアを4着に退けて完勝したクイーンエリザベス2世Cに続き頂上戦を奪取、万人が認めるチャンピオンホースに君臨しました。まだ4歳、競走馬生命の長い香港では若手です。この先も王座を譲らないのでしょうね。来年はジャパンCあたりに顔を見せてくれると嬉しいのですが。

2400m香港ヴァーズは凱旋門賞2着のフリントシャーが貫禄を見せつけました。凱旋門賞に続くBCターフも2着と勝みの薄さに泣いてきた馬ですが、さすがにこの程度の相手なら格が違います。パリ大賞以来1年半ぶりの勝利で来季は大器晩成を地で行くような活躍を見せてくれるでしょうか。

日本馬はカップのアルキメデスは掲示板を外し、ヴァーズのカレンミロティックは何とか5着。両馬ともに久々の競馬でしたから仕方のない結果とも言えそうですが、態勢万端の地元勢を向こうに回すにしては、いささか準備不足だったかもしれません。またスプリントやマイルにも言えることですが、各カテゴリーのトップホースが出掛けないと、勝ち負けまではどうかなぁ、と思わされた今回の香港でした。明日はそのスプリントとマイルを振り返ってみたいと思います。

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