きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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日曜日に函館競馬場で行われた2歳馬初の重賞レース函館2歳ステークスはクリスマスが、逃げるテルミドールを見ながらレースを進め直線であっさり突き抜け完勝しました。勝ち時計は1分09秒6は、アグネスワールドが記録した1分09秒8よりも早いタイムです。

同じ日の最終レースで古馬1000万下が1200mで行われ勝ちタイムが1分09秒2ですから、クリスマスの早くからの高い完成度を魅せたレースとなりました。

クリスマスは、昨年のサマーセールでJRAが落札し「強い馬づくりのための生産育成研究」を目的に育成された馬です。今年4月に中山競馬場で行われたJRAブリーズアップセールに上場され、当協会会員の森田 謙一さんの手に渡りました。

JRAブリーズアップセールは落札後、デビューまで間もなく早くから活躍馬が期待されるセールです。今年上場された馬が続々とデビューを果たし、クリスマスだけでなく、グランシェリー(父アルデバランII)、フクノドリーム(父ヨハネスブルグ)らが勝ち上がっています。グランシェリーは、日曜に中京で行われた中京2歳ステークスで初芝でも2着に1馬身半差をつけるレースでオープン勝ちを収めました。

JRAブリーズアップセール出身馬には、朝日杯FSを勝ったセイウンワンダーや今年ユニコーンSでダートの潜在能力を魅せたサウンドリアーナらがいます。

クリスマスは父バゴ×母父ステイゴールドの配合で、母父に入ったステイゴールドの能力がどのように引き出されていくのかも注目したいところです。

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